2005年07月06日

日光東照宮全景

作品名:日光東照宮全景
製作年:昭和63年(1988年)
製作日数:4年間
寄贈先:栃木県
所蔵:栃木県立博物館 エントランスホール

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大野の出身地、馬頭町の町長である天生目順一郎氏の要請で東照宮の製作に挑戦することとなりました。
大野は著書 「カンザスの日本人」 (講談社)に

全国にその名をとどろかせている日光東照宮を、ガラスで作るという発想は、ガラスのことを何ひとつ知らないからこそ生まれる思い付きであって、最初にその話を持ち出されたときは、驚いて声も出なかった。

と記しています。

製作途中に妻、君代がガンを発症し2年7ヶ月の闘病の末、永遠の眠りにつきました。その悲しみを打ち消すために、大野は東照宮の製作に打ち込みました。
東照宮本殿の右脇庭の夫婦松には妻にささげる句として

永(とこしえ)に 契り変わらぬ おち松葉 

と記されています。
また、本殿の基礎石に、M, K,OHNOと妻、君代の頭文字が記してあります。


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製作の前期に作られた陽明門です。
写真をクリックすると、大きくなります。


大野 貢は昭和61年に再婚しました。後半の東照宮には M,N,OHNO と妻、直の名前がともに記されています。
4年間に亘る東照宮の製作は、二人の妻に支えられて成し遂げられました。

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東照宮の全景です。写真をクリックすると、大きくなります。

posted by 大野ガラス工芸研究所 at 05:43| 作品・続−ガラスに遊ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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